投資初心者が株式投資を始めるならまずテクニカル分析で

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株式投資をする場合、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を利用して銘柄を絞って投資をすると思いますが、投資初心者が株式投資を始める場合は、まずテクニカル分析のみで始めた方が良いと思います。

なぜ、そうなのか、簡単に私の所見を述べたいと思います。

今回の記事は、ちょっとアウトローな感じの話になりますので、ちょっと自分には合わないなと思われれば読み捨てていただいて構いません。

簡単に結論を言ってしまえば、ファンダメンタルズを反映したものが株価であってその動向をある程度予測する方法がテクニカル分析になるからです。厳密にいえば違いますが、ファンダメンタルズはテクニカル分析に含まれているといえるから、まずテクニカル分析で始めた方が良いいうことです。

なぜそうなるのか、わかりやすく解説していきたいと思います。

株式は競馬に似ている

私は株などの投資を始める前から競馬が大好きでやっています。投資の世界ではやるべきではないギャンブルで数多くのお金を失っていますが、様々な勉強をさせてもらいました。

そんな経験から、競馬で勝つための方法と投資での勝つ方法で共通している部分が結構あるなと思うことがあります。

ここで、共通すると思う部分について書くと長くなってしまうので、今回はテクニカル分析とファンダメンタル分析が競馬に共通するなと思う部分について述べたいと思います。

競馬の予想法は色々ありますが、一番王道であれば、血統や調教などがあります。また、過去のデータを分析して何番人気が良く来るなどのオッズ(倍率)を参考にした予想法もあります。

これを株式投資に当てはめてみると、血統や調教などが「ファンダメンタルズ」にあたり、オッズが「テクニカル分析」に当たると思います。

オッズは様々な血統などの情報を勝ち馬投票という行為であらわされる指数なので、すべての情報を網羅した最終的な数字と言えます。

実際に、競馬の世界ではオッズで1番人気~3番人気の馬の内最低1頭が3着以内に入る率(実績)は約92%にも上ります。競馬の初心者であれば、1番人気~3番人気の馬の複勝(3着以内に入れば当たりという馬券)を買っておけばほぼ当たると言うことになります。

これと同じで株式投資では、様々なファンダメンタルズを網羅した結果が株価となり、それをローソク足等にあらわしたものがテクニカル指標になります。あくまでも結果ですが、それを分析することによって将来を予測するのがテクニカル分析です。株式投資の初心者はテクニカル分析から始めたほうが勝ちにつながる近道だと思います。

私の感覚的な部分かもしれませんが、競馬と株式投資で共通している部分だと思っています。

ファンダメンタルズ分析とは何か?

簡単に言えば企業の本質的な価値に注目するのが、ファンダメンタルズ分析になります。

ファンダメンタルズ分析とは、企業の稼ぐ利益や資産状況などの価値に着目して分析する手法です。PERやPBRなど、各会社の状況を深く分析します。どうしても投資初心者にとっては、会社の財務状況であったり利益率など詳しく調べて理解することは相当ハードルが高いです。

会社の数値的な部分だけでなく、社会のニーズに合っているのかなど、社会環境や国際情勢なども分析に加えていくと更に難しくなっていきます。

財政状況の分析などには各証券会社が用意しているスクリーニング機能を利用していくと便利ですが、国際情勢などはニュースなどを詳しく調べるしかありません。

テクニカル分析とは何か?

一方、刻々と変動する価格や売買高などの需給と、投資家との行動パターンに注目したのが、テクニカル分析になります。

価格は、投資家たちの意思決定によって決まるので、価格と売買高が記されたチャートは、投資家の意思決定の足跡であると言えます。

よって、チャートを調べていけば、投資家が「買われ過ぎの水準」と思っているのか、あるいは「売られ過ぎの水準」と思っているのかをある程度知ることができます。

要は、ファンダメンタルズ分析を行った結果が表れていると思ってよいと思います。

チャートによって将来の価格水準を予測し、効率的な売買タイミングを知ろうとするのがテクニカル分析です。

サラリーマンなどにはファンダメンタルズ分析は時間が足りない

日本の株式市場に上場している会社は約3700社以上あります。

この会社全ての膨大な情報から、最適な情報を選別して取引を行えるようになるまでは相当時間がかかります。

また、それらの情報も刻々と変わっていきます。

サラリーマンが片手間で、分析していくにはある程度、的を絞るなどしていくしかありません。

投資初心者は自分が知っている会社の株価で始めてみる

ファンダメンタルズ分析にせよテクニカル分析にせよ、自分の身につける一番の近道は、自分が知っている会社の株について分析してみることです。

例えば、KDDIの財政状況を分析してみて、毎年、確実に利益を上げており、UQモバイルの子会社化によってさらに営業基盤が強化されている。今後も確実に業績が上がっていき、株主配当も見込めるなどをまず分析します。これがいわゆるファンダメンタルズ分析です。

そして、実際の株価チャートなどをテクニカル分析してみて、これから株価が同値動きしていくのか推測してみます。実際に投資はしなくてよいので、その結果、どのように値動きしたのか見てみると良く理解できると思います。

このように、株式投資の初心者は、自分の良く知っている会社に的を絞って分析していくことで、分析方法が身についていくと思います。

まとめ

私は競馬の経験が長いため、よく投資の方法は競馬に当てはめて考えてみるようにしています。

ファンダメンタルズ分析は色々、深いところまで経営の分析をしようと思ってもそれなりに時間がかかってしまいます。ファンダメンタルズ分析の結果は最終的には株価というオッズにあらわされます。そのチャートを分析するテクニカル分析に含まれていると私は思っています。

私のようなサラリーマンには、やはりファンダメンタルズ分析でしっかり会社を選ぶという作業は時間がかかりすぎます。

株式投資の初心者は、自分の知っている会社のテクニカル分析しながら、取引する方が良いと思います。

今回の見解は、どちらかというと、デイトレードやスイングトレードなどの短期投資についてのものです。長期投資をするのであれば各証券会社が用意しているスクリーニング機能を利用して自分が投資する会社を見極めてじっくり結果を待つ方が良いと思います。

いろんなアナリストやトレーダーがおススメの株を紹介していますが、競馬の予想家と同じで、当たらない時は当たりません。最終的には自分が責任を持って判断するしかありません。

しっかり勉強しながら、株式投資を行っていきましょう。

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