投資入門(投資信託)

投資入門
投資信託イメージ図

投資信託とは

投資信託とは、簡単に言うと「投資のプロにお金を預けて、資産運用(株を買ったり、債券を買ったり)してもらう」ことです。

もう少し具体的に言うと、投資信託(ファンドと言います。)を始めようと思えば証券会社等の金融機関に出資し、金融機関(販売会社)はファンドの運用会社(委託会社)に集めたお金を提供します。そして、ファンドの委託会社がさらにファンドの運用について指示を出し資産運用する会社(受託会社)に資金を提供し投資を行うという流れになっています。

そうやって資産運用して出た利益を、今度は逆の順番に流れて最終的に出資者の出資口数に応じて配分するという仕組みになっています。

こういった資産運用は集めた資金が多いほど、有効な資産運用(良好な運用結果)ができるので、ファンドの委託会社は親、子、孫など何段階にも枝葉が分かれているものが多いです。

一般社団法人全国信託協会資料抜粋

投資信託の種類

普通に考えれば、お金を預けてプロに資産運用してもらっているわけですから、色々な種類がなくても利益が最大限出れば問題ありません。

しかし、運用に関して、我々は「アメリカの債券と株式だけの運用をしてほしい。」など様々な好みがあると思います。そのような好みを満たされない限り、出資もする気にはならないでしょう。ですので、様々な要望に応えるため投資信託の商品は多岐に渡ります。

委託会社の方は、できる限り顧客の要望をくみ取り魅力的な商品をつくって、できるだけ多くの資金を集めて運用したいと考えています。

現在、たくさんのファンドが存在します。しかし、その中で資金を多く集めることができているファンドは限られています。

最近の人気はインデックスファンドです。これは日経平均やS&P500などそれぞれの市場の平均に連動するように仕組まれたファンドです。日経平均は毎日、ニュースでも流れますので非常になじみが深くわかりやすと思います。

投資信託の魅力

投資信託の魅力は主に以下の4つになります。

・小額から始められる。

・プロの投資家に運用を任せられる。

・分散投資でリスクの軽減ができる。

・個人では投資できない、国、地域、資産に投資できる。

文字通りなので詳しく説明いたしませんが、少額で始められるのに様々な資産に投資ができるのが魅力です。基本的にはいつでも解約できますので、急にお金が必要になれば取り崩すこともできます。

投資信託の注意事項

・元本は保証されていない。

 もちろん、銀行の預金のように元本は保証されません。

・価格変動リスク

 株価をもとにしたものなどは常に株価が変動していますので、それに応じてファンドの価格も変動します。

・為替リスク

 為替相場を元にしたものや、外国の株式や債券を元にしたファンドもありますので、ファンドの種類にもよりますが為替相場の影響を受けることがあります

・デフォルトリスク

 どこかの国の債券も商品に組み込まれていることがあります。その国が財政破綻し、利息等が払えなくなったりすることもあるかもしれません。

・金利変動リスク

 金利の変動により、債券の価格が変動します。

まとめ

投資信託は、素人や初心者が始めやすく分散投資もできて長期運用に親和性が高いものです。価格変動等のリスクはありますが、毎月投資もできるのでドルコスト平均法など活用しながら対応していけば、確実に資産を増やしていけると思います。

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