何とか「PAY」?

現金を管理する方法
JPQR

何とか「PAY」って何?

最近、やたらと何とか「PAY」を耳にするようになりましたが、皆さんは使っていますか?

色々ありすぎて正直、どれを選んだらよいかわからない方が多いのではないでしょうか?私も正直悩みすぎて、「Paypay」「楽天PAY」「LINE PAY」「google PAY」等をスマホに登録して利用しています。

そもそも、何とか「PAY」は、スマホアプリやカメラの機能を利用して、現金を使わずに電子的に決済するサービスの事を言います。

特に最近は、QRコード決済が主流になっています。

なんで急に増えたのか?

日本国内のQRコード決済は、「さるぼぼコイン」や「下北コイン」など電子地域通貨で少しずつ広がってきていました。全国的に展開を始めたのは「Origami pay」が先発隊だったと思います。そして、ここ数年で急速に拡大してきました。それはなぜか。

主な理由

・地域通貨のように顧客を自社の経済圏に取り込める。

・ビッグデータを手にすることができ、それを活用または販売することができる。

・インバウンド訪日外国人も取り込むことができ、その消費動向などもつかめる。

・政府の消費刺激策

お店側の事情

・政府の消費刺激策

・インバウンド訪日外国人客対応

・カード決済端末は手数料などが高いがQRコード決済は安価

・軽減税率等の対応によるレジ端末の更新

消費者の事情

・消費増税分の還元(現金で買えば損した気になる)

・キャッシュバックキャンペーン

・財布を持たなくても買い物ができる

結局どれを選べば良いの?

乱立しすぎて、どれを選べば良いか知りたいと思もわれるでしょう。

大勢は今年後半に決まる

日本国内の場合は、ほぼ後半年で大勢が決すると私は思っています。

先日もニュースで衝撃が走りましたが、キャッシュレス決済の「Origami PAY」が破綻しました。これを見てもわかる通り、キャッシュレス事業だけやっている事業者は生き残れません。最終的には携帯電話事業者(docomo、au、Softbank、楽天)に集約されていくことになります。

なぜかというと、すでに電話料金の決済などで、顧客の情報や口座を押さえており、さらにそれぞれが独自のポイント制度を持っています。そのポイント制度とキャッシュレス決済のポイントを結びつけることによって顧客に魅力的なサービスを展開することができます。

消費者は得をしたいと思ってキャッシュレス決済を始めているので、お得になるサービスを提供できる事業者が残っていくでしょう。

JPQR

経済産業省からの声掛けで、一般社団法人キャッシュレス推進協議会が産学官連携で立ち上がっています。この組織の目的は、各QRコード決済事業者ごとで使用が異なる仕様を統一していこうとする組織で、主要な日本国内のキャッシュレス決済事業者が参加しています。

JPQR 募集HP

お店側も、キャッシュレス決済サービスごとにレジ付近にコードを表示しなくて良くなり扱いやすくなります。

マイナポイント

JPQRのもう1つの狙いは、マイナンバーカードを利用したポイントサービス「マイナポイント」の活用対策です。

マイナポイントはあまりなじみがないと思いますが、現在、行われている「キャッシュレス決済をすると還元が受けられる制度」の次に制度として用意されている消費活性化対策です。

マイナンバーカードを持っている方はまだ少ないと思いますが、国としてこれからこのカードを様々な方面で利用しようと考えています。

・保険証

・健康履歴

・お薬手帳

・住民票等をコンビニで発行(現在も一部の自治体で対応しています)

・図書カード

・各種ポイントカード  等々

その中でマイナポイントが先行される形になります。

マイナポイント制度による消費活性化策は、マイナポイントを前払いで購入した場合にプレミア率25%のポイントが国からもらえるものです。1人当たり5,000円が上限になりそうです。このポイントはJPQR加盟店で利用することができます。

マイナポイントの申し込み方法

まず初めにマイナンバーカードを持っていなくては始まりません。個人番号通知カードをお持ちの方はそれを利用してスマホ等でマイナンバーカードの発行手続きを行ってください。お手元にある方は、PC等でマイキーIDの設定を行います。それがおわれば、マイナポイント予約サイトがありますのでそちらで申し込むことになります。

本格的に申し込みが始まるのは、2020年7月からですが、現在事前予約が始まっています。この予約で国の予算の上限に達した場合にはそこで終了となりますので、早めの申し込みが必要です。

詳しくは、マイナポイントに関するホームページをご覧ください。⇒こちら

結論

結論としては、携帯事業者が運営しているpayを選んでおけば良いと思います。

世界的には

アプローチの仕方が真逆なのですが、世界的にみると、「apple pay」と「google PAY」に集約していくことになると思います。いずれ日本も取り込まれることになります。

現在、我々が当たり前に使用している「クレジットカード」などの決済サービス方式は、旧態依然の方式で、施設等の維持や管理に莫大なお金がかかります。

それに反し、現在のFintech技術はかなり安くサービス提供できるため、この2社はvisaなどのカード会社にとって代わろうと思っています。

近い将来、クレジットカードのようなカードは存在しなくなるのかもしれません。

まとめ

最終的には、スマホが完全に財布になる事が予想されます。また、決済サービスもスマホのOSを提供する事業者に集約されていくことになると思います。

信じられませんが、急速に環境が変わっていきます。

この流れに乗っていかなければ、社会的弱者になってしまいます。少し難しいかもしれませんが、ニュースなど注意深く見ておきましょう。

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