銀行がおすすめする商品は疑ってかかれ

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銀行の窓口で保険の勧誘

銀行に行ってなぜか、保険のご紹介をされたことはないでしょうか?

銀行による保険募集が全面解禁されたのは平成19年12月です。

そもそも金融機関は、顧客の資産状況や融資状況を的確に把握できる立場にあって、意図しなくても特に融資先には優位な立場に立ってしまいます。

銀行は金融庁から、このような優位な立場を利用した保険勧誘しないように、指導されています。

銀行も融資担当者は保険の勧誘をしないなどの取り組みをしているようです。

しかし、銀行から頼まれるとなかなか断りにくいという方は多いと思います。

必要なければ、きっぱり断るようにしましょう。

投資信託の勧誘

投資信託の勧誘をされることもあると思います。

投資信託は長期にわたって複利の効果を使って資産を増やしていく商品です。ですので銀行から投資信託を進められたら次の点に注意してください。

・信託報酬を含む管理費用が年0.5%以下か

・少し前に、申し込んで始めたばかりなのに別の投資信託商品に乗り換えを勧めれる。

銀行によっては信託報酬だけで3%以上とるところもざらにあるようですが、年間の利回りが元とも3%程度しかないのに手数料でそれだけ取られたら、まったく資産は増えません。ネット証券であれば投資信託の管理費用が年0.5%以下の商品をたくさん取り扱っていますのでそちらを利用したほうがはるかに良いと思います。

また、頻繁に商品を乗り換えさせて、その買付手数料を儲けようとしている銀行もあるようですのでここも注意が必要です。

カードローン

「使わなくてもよいので」という、カードローンは勧められたことはありませんか?

カードローンははっきり言って(昔懐かしい表現で言えば)サラ金です。

実質年利で上限18%程度の商品です。一度使ったら最後、借りたお金以上に返済しなくてはなりません。銀行の定期預金で年利0.1%付けばよいこのご時世に法外すぎると思います。

リボ払い

正式名称はリボルビング払いというクレジットカードの支払方法です。毎月一定額(金利部分を含む)を払い続けるものです。

実はカード会社によって2種類の方法に分かれています。

「残高スライド方式」と「定額方式」です。

「残高スライド方式」は例えば貸付残高が10万円未満なら返済額月5,000円、10万円以上20万円未満なら返済額付き10,000円みたいな方式です。「定額方式」は残高に関係なく月いくら返済となる方式です。

これもカードローンと同様、かなり高金利です。

クレジットカード等の年会費無料のカードはこのリボ払い等の金利でその無料部分の経費を賄っているようですので相当なものです。

まとめ

このように、お金を預ける、お金を借りる場所としての銀行でその他の金融商品を勧められるときは、かなり注意が必要です。

銀行も本来業務のお金の預け入れと貸し出しでは儲けにならないので、その他の商品で何とか稼ごうと必死なのです。

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