新型コロナウイルス感染症の感染拡大を考慮したオンライン診療はどうやるの?

健康
オンライン診療

つい最近まで、夢のような話だったオンライン診療が突然、できるようになりました。

といっても、わからないことだらけの方が多いと思います。

そこで今回は、オンライン診療について簡単に説明したいと思います。

オンライン診療はなぜ急激に始まった?

今般、「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」(令和2年4月7日閣議決定)において、「新型コロナウイルス感染症が急激に拡大している状況の中で、院内感染を含む感染防止のため、非常時の対応として、オンライン・電話による診療、オンライン・電話による服薬指導が希望する患者によって活用されるよう直ちに制度を見直し、できる限り早期に実施する。」とされたところである。これを踏まえ、新型コロナウイルス感染症が拡大し、医療機関の受診が困難になりつつあることに鑑みた時限的・特例的な対応として、電話や情報通信機器を用いた診療や服薬指導等の取扱いについて下記のとおりまとめたので、貴管下の医療機関、薬局等に周知していただくようお願いする。

厚生労働省事務連絡「新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の
時限的・特例的な取扱いについて」抜粋

今までもオンライン資料に関するガイドラインは出ていたようなのですが、新型コロナウイルス感染症が急激に拡大したため、感染拡大防止の観点から、急遽、厚生労働省が認めたようです。

オンライン診療の手順

1.診療内容の確認


(電話・オンライン診療を行っているか確認)
受診しようと考えている医療機関のホームページを確認するか、直接医療機関の窓口に、電話やオンラインによる診療を行っているかご確認ください。

(かかりつけ医等または最寄りの医療機関)
まずは、普段からかかっているかかりつけ医等にご相談ください。
かかりつけ医等をお持ちでない方は、電話・オンラインによる診療を行っている最寄りの医療機関にご連絡ください。

*医師の判断によっては、すぐに医療機関を受診する必要があるため、できるだけ居住地の近くの医療機関を選択することをお勧めします。

2.事前の予約


(電話の場合)
電話の場合は、医療機関に電話し、保険証などの情報を医療機関に伝えたうえで予約します。

(オンライン診療の場合)
オンライン診療の場合は、医療機関によって予約方法はかなり異なります。詳しくは各医療機関のホームページをご覧ください。

(支払方法の確認)
予約の際に合わせて支払方法についても確認しましょう。

3.診療


(診療開始)
医療機関側から着信があるが、オンラインで接続され、診療が開始します。

(本人確認後、症状説明)
まずは、受診を希望されているご本人であることを確認するために、求められた個人情報を伝えた後に、症状等をご説明することになります。
電話やオンラインによる診療では診断や処方が困難な場合があることがあります。その点にご留意ください。

4.診療後


(医療機関への来訪を推奨されたら)
医療機関に来訪して受診するよう推奨された場合は、必ず医療機関に直接かかるようにしましょう。

(薬の処方を受けた場合)
薬が処方され、薬の配送を希望する場合は、薬を出してもらう最寄りの薬局を医療機関に伝えたうえで、診察後、薬局に連絡します。
電話やオンラインによる服薬指導を受け、その後、薬が配送されてきます(薬局に来訪されて服薬指導を受ける必要がある場合もあります。)。

詳しくは、下記パンフレットをご覧ください。

パンフレット「電話・オンラインによる診療がますます便利になります」

まとめ

全ての病院で診察か受けられるわけではなく、事前に確認しなくてはならず、活用しにくいところはありますが、命と引き換えですので、そこは我慢するしかないのかもしれません。

また、オンライン(インターネット)に必ずつながっている必要はなく、電話のみでの診療が受けられます。

新型コロナウイルス感染症対策のみの対応と言うことで、今、行われていますが、今後、このような取り組みが継続されていくと、感染症拡大のリスクが減って良いですね。

私も機会があれば、利用してみたいです。

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