ギグ・エコノミー関連株は投資すべきだと思うがどの銘柄がおすすめか?

投資入門
宅配サービス

あまりなじみのない言葉かもしれませんが、ギグ・エコノミーとは、インターネット等を通じて単発・短期の仕事を受注する働き方やそれによって成立する経済活動のことを言います。

ここ数年、アメリカを中心に使われるようになった言葉で、ネット仲介の配車サービス(Uber)や宅配サービス(Uber Eats)などに注目が集まっていますがったが、ソフトウェア開発やクリエイティブ系の仕事などクラウドソーシングサービスも含め様々な業務があります。

今年に入って日本国内では、新型コロナウイルス感染症を契機に注目がさらに集まり、急激に成長が見込まれます。

今回は、このギグ・エコノミーに将来性があるのかご説明し、関連銘柄でどの銘柄に投資すべきかお勧めの銘柄をご紹介したいと思います。

老後資金のため副業として投資をされている方は参考にしてみてください。短期だけではなく長期に見ても良い銘柄だと思います。

仕事の未来 「ジョブ・オートメーション」の罠と「ギグ・エコノミー」の現実 (講談社現代新書)

ギグエコノミーの将来性

フリーランス大国であるアメリカでは、2018年に5,670万人のフリーランス労働者がおり労働人口の35%に達しています。今年中には45%に達すると言われています。日本でも増えており、2018年にはフリーランスで働く労働者の人口は1,119万人に達し、労働人口の17%を占めています。日本でのフリーランス人口はアメリカ以上に急激に伸びており、新型コロナウイルス感染症に後押しされる形となって副業や新たな働き方として注目を浴びています。

これは、一過性のものではなく、これからも継続的に増え続けることが見込まれます。

もはや、日本での終身雇用的な労働環境は影を潜め、労働者が自由に仕事を掛け持ちしたり、フリーランスのみで生計を立てていく環境が、5Gを含めて整ってきています。

日本や世界でどこに居ながらでも仕事を請け負って、報酬を受け取れる世界が広がってきています。

これに関係するギグエコノミーは、これからどんどん大きくなっていくことは間違いありません。

ギグエコノミー関連銘柄おススメ3選+3選

短期・中期・長期すべての面においてすぐに購入しても良いと思う銘柄は以下の3銘柄になります。ただし、経営者が方向性を誤ればすぐに衰退してしまう可能性もありますので、常にチェックしておく必要があります。

プレステージインターナショナル(4290)

プレステージインターナショナルはコールセンターなどに強みを持っており、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソウーシング)請け負い事業がメインです。不動産関連も行っています。新型コロナウイルス感染症の影響をほとんど受けずに国内は好調ですが、海外事業の赤字部分が足を引っ張っています。

インソース(6200)

企業等の人事部向けの講師派遣型研修などを行っている会社です。新型コロナウイルス感染症の影響で研修会が激減し、オンライン研修などに転換を図っています。オンラインを利用した月額利用の人材育成研修などIT部門に力を入れています。

ギグワークス(2375)

レンタルオフィスなどが主力になっています。オンライン化対応に立ち遅れた企業を中心にサブスクリプション系のITサポート支援を行っています。

次に、短期的にはもう少し値下がりしそうですが、中長期的に見れば再度上昇していきそうな銘柄を3つご紹介しておきます。

リログループ(8876)

企業の福利厚生関係を請け負うアウトソーシング会社です。新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けてしまい海外を含めて社員の赴任支援部門が低調になっています。社宅の管理なども行っておりそちらは手堅い状況です。コロナが治まってくれば復調は確実かと思います。

フルキャストHD(4848)

アルバイトの紹介や給与管理などを行っている会社です。警備関係も請け負っており、新型コロナウイルス感染症の影響でイベント関連の警備業務が激減しています。給与関連の業務はしっかり利益を出しているのでコロナが治まればイベントが増えて警備部門の改善も見込めます。

キュービーネットHD(6571)

低価格ヘアカットで有名な「QBハウス」を全国展開する会社です。独自のヘアカット研修施設を展開しており、海外を含めた事業拡大は今後も続きそうです。コロナの影響も雇用調整助成金を活用して乗り切っています。ギグエコノミーに事業展開余地があると思いますので、そちらへ事業を拡大していけば大きく成長することもあるともいますが、どうなるでしょうか。

まとめ

日本国内でギグエコノミーはあまり注目されていないキーワードですが、新型コロナウイルス感染症の影響で大きく注目を集めています。Uber eatsなどを始めネットを通じた業務の発注・受注などの仕組みが広がりを見せています。アメリカでは、フリーランスの労働者が増えてきていますが、日本ではそれをしのぐ増加率となってきています。新型コロナウイルス感染症の影響で在宅で仕事をするという新たなライフスタイルが見直され、副業などもこれからさらに増えていく見込みです。

日本でも世界でもこれからどんどん広がっていくことは間違いないギグエコノミーに関連する銘柄は早めに投資をしておいても損はないかと思います。

今回ご紹介した銘柄は、ギグエコノミー銘柄と呼ぶには今ひとつかもしれませんが、これから事業を拡大していく余地が広大に広がっています。成長の可能性のある有望な銘柄だと思います。

ぜひ投資の参考にしてみてください。

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