2020年の相場を予想する

日本経済
コロナウイルス

新型コロナウイルスの影響はどこまで?

世界的に、新型コロナウイルスの拡大によって「非常事態宣言」を出す国が増えてきました。

今後このよう影響は、いつまでどれくらいあるのか想像もつかない方が多いのではないでしょうか?

私も、投資をしていくにあたって、どうしても新型コロナウイルスの情報は、特に注意深く集めています。

私なりに集めた情報から、今後の影響を考えてみたいと思います。投資の参考にしていただけたら幸いです。

新型コロナウイルスの影響

感染拡大のピークはいつなのか?

中国や北海道では感染拡大のピークは過ぎて患者数は減少傾向にあります。

しかし、日本国内での感染者は少しずつ今でも増えています。特に、海外からの帰国者が軒並み発症しており、ここの対策が必要となっています。幸いなことに国内の感染者は爆発的に増えていませんが、未だに減少傾向に向かっていないことから、まだまだ、日本のピークは来ていないという考えの方もいるようです。

トランプ大統領の話を聞いている限りでは、 「感染拡大は7月か8月という見方もある。それよりあとかもしれない。」と述べており、たぶんこの見通しで間違ってはいないと思います。

東京オリンピックは?

もちろん日本国内での感染者がオリンピックまでにいなくなったとしても、海外で感染拡大のピークがオリンピックの時期であれば、海外の選手を招いてオリンピックの開催はできないでしょう。

ですので、かなり早い段階で延期の方針が打ち出されると思います。

今は、IOCもJOCも東京都もすると言っていますが、スポンサーとの関係や関係スポーツ団体との兼ね合いもありますが一番は、補償問題を被りたくないため一番最初に延期という言葉を出したくないというところが本音ではないかと思います。

残念ながらオリンピックは延期するしかないと思います。

東京オリンピックのチケットはどうなるの?

オリンピック観戦チケットは規約上、払い戻しはできないとのことです。

チケット購入で落選した方は歓喜しているようですが、払い戻しはできなくても、オリンピックが延期になればそれを再利用できるようにすることは考えられます。

まあ、実際に延期になってみないとわかりません。延期になった上、会場が東京以外になってしまったらどうしようもありませんが・・・

国内経済に与える影響

訪日外国人客は今年はほぼ期待できないと思います。

世界で感染拡大のピークが8月ぐらいならば、そこまでの間は外国から訪日客を受け入れることはできないでしょう。ピークが過ぎ去り10月ぐらいから平常に戻ったとしても、四半期分しか期間はありません。再開して急に客足が戻るわけもありませんからかなり厳しい状況です。

ここ数年で、訪日外国人客を目当てにした観光業にはとんでもない影響が出ます。アベノミクスで3本目の矢として経済発展の根幹をなしていた産業が壊滅状態となってしまいます。これから再度出直す形になったとしてももとに戻るのは時間がかかると思います。

住宅建材をはじめとして中国からの輸入品に頼っている国内産業は意外と多いです。中国からの輸入品が入ってこない事から、日本国内の建築現場が止まってしまっている状況も見受けられます。しかし、中国国内の感染拡大のピークが過ぎたと思われることから、輸入品は早めに回復していくと思われます。

輸出関連企業の現地工場などは、それぞれの国と地域の影響をもろに受けています。感染拡大が収まるまでは操業できない工場もあると思いますので、かなり厳しい状況が今後も続きます。

全体的に、世界中の経済が全く回っていない状況が今後しばらく続きますので、深刻な経済不況が次第次第に表面化してくることが予想されます。

ほぼ、今年1年間は基本的に鎖国状態で日本国内の経済をうまく回していかなくてはなりません。私たちが経験したことがないような経済不況の時代がやってきそうです。

医療は?

事務連 絡 令 和 2 年 3 月 1 7 日

都 道 府 県 各 保健所設置市 衛生主管部(局) 御中

厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第1版」の周知について

本日、「一類感染症等の患者発生時に備えた臨床的対応に関する研究」(令和元年度厚生 労働行政推進調査事業費補助金 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業)にお いて、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第1版」が作成されました ので、内容について御了知の上、関係各所への周知の程お願いいたします

厚生労働省ホームページ

というものが、厚生労働省のホームページに掲載されています。

この中を読んでみると、新型コロナウイルスはどんなものなのかよくわかります。

正直なところ、中国等で臨床実験中のため有効な抗ウイルス薬はないとのことです。慢性的な病気(糖尿病、ガン、死蔵疾患、慢性の肺の病気など)の方はやはりリスクが高い傾向のようです。

近親者で新型コロナウイルス患者の方が発生した場合でも参考になる情報がありますので、ぜひご覧ください。

また、舛添要一さんがTwitterに参考になる情報を掲載されていました。下記の情報が情報源のようですので情報元をご紹介いたします。

【3月18日 AFP】(更新、写真追加)世界保健機関(WHO)は17日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状がある人は抗炎症薬「イブプロフェン」の服用を避けるよう勧めた。これに先立ち、フランスのオリビエ・ベラン(Olivier Veran)保健相はツイッター(Twitter)で、イブプロフェンは新型コロナウイルス感染症を悪化させ得ると指摘し、発熱した場合は解熱鎮痛薬パラセタモールの服用を勧めていた。

そうです、かぜなどの市販薬に含まれている成分です。この成分と新型コロナウイルスとの関係はまだ立証されていませんが、疑いがあるので服用を避けた方が良いとのことです。私も早速家族には伝えました。

まとめ

各国の中央銀行等が様々な経済対策を打ち出していますが、市場の反応はいまいちです。

やはり、新型コロナウイルスのワクチンや抗ウイルス薬が見つかり世界の感染拡大ピークが過ぎる見通しが立たなければ、市場は正常な反応はできないと思います。

終息の見通しがたって、医療崩壊が起きない有効な治療法が確立されれば、経済も回りだし、相場が安定してくると思います。

以前にこういう時は、金相場がねらい目だと申し上げましたが、現在のところ相場が値下がりしています。もう少ししたら買い頃のタイミングが来ると思いますが、しばらくは様子見をした方が良いと思います。

やはり、相場の見通しが立たない以上、今は、小休止していた方が得策だと私は考えています。

タイトルとURLをコピーしました