新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言解除で何がどう変わる?

日本経済
新しい生活様式

5月25日新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言が解除されました。

緊急事態宣言が解除されて私たちの生活はどう変わるのでしょうか?

宣言が解除されたからと言って、新型コロナウイルス感染症が無くなったわけではなく今も存在しています。ワクチンはしばらくできません。ですので、これからも感染に注意しながら生活を続けるしかありません。

今まで自粛でかなり堪って一気に爆発したくなるかもしれませんが、そこは更に我慢する必要があります。国の方針では段階的に新しい生活様式に基づいた通常生活に戻ることを求めています。

今回は、宣言解除後にどのように生活をしていけばよいのかわかりやすく説明したいと思います。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を招いて第二波が来ないよう、皆さん一緒に頑張っていきましょう!

緊急事態宣言解除

   新型コロナウイルス感染症緊急事態解除宣言
新型インフルエンザ等対策特別措置法(平成 24 年法律第 31 号)第 32 条
第1項の規定に基づき、令和2年4月7日、新型コロナウイルス感染症緊急
事態宣言をしたところであるが、緊急事態措置を実施する必要がなくなった
と認めるため、同条第5項の規定に基づき、5月 25 日、緊急事態が終了した
旨を宣言した。

国の解除宣言

緊急事態措置をする必要がなくなったので、緊急事態が終了した旨を宣言するとのことです。

移動制限はどうなるのか?

今まで出ていた移動制限はいきなりなくなるわけではありません。以下に示すとおり段階的に行動自粛を求められています。急に旅行に出かけないよう気を付けましょう。

国新型コロナウイルス感染症対策本部資料

大きく分けると三週間ごとの三段階に分かれています。都道府県をまたぐ移動を自粛する期間、様子を見ながら都道府県境を超えて移動する期間、本格的に観光をする期間に分けられています。通常の夏休み期間に観光が再開する時期になっています。

なぜ、観光については少し遅い時期になっているかと言うと、バスツアーや飲食、宿泊を伴い、今まで通りのツアーでは三密になってしまうためです。そのため慎重な対応を求めています。

イベントはどうなるのか?

イベントも今までは自粛でしたが、これも段階的に規模の大きなイベントができるようになります。

国新型コロナウイルス感染症対策本部資料

イベントの屋外、屋内に分けて、収容率、上限人数について分けた表になります。これも三週間ごとの三段階に分けてあります。屋内イベントは厳しい状況ですが、三密を避けようと思えば仕方がないのかもしれません。

また、イベントの種類(展示会、プロスポーツ等)によっても目安が示されています。

国新型コロナウイルス感染症対策本部資料

お祭りや野外フェスなど、不特定多数が集まり、飲食を伴うものについては特に厳しい状況です。自分がイベントの主催者となってイベントを開催した場合、クラスターを発生させると大変なことになってしまいます。慎重に対応する必要があります。

クラスター発生施設はどうなる?

接待を伴う飲食業、ライブハウスやカラオケなど、クラスターの発生源とされる施設については別の目安が示されています。海外でも、解除後に再びクラスターが発生している施設になりますので、慎重な対応が求められています。

国新型コロナウイルス感染症対策本部資料

これも段階的な目安が示されていますが、他の目安と違って知事の判断と言う言葉が加わっています。また、厳密なガイドライン遵守も明記されています。本当に慎重な対応が求められています。

夏場のマスクな着用はつらいがどうすれば良い?

新型コロナウイルス感染防止に絡み、厚生労働省は26日、マスクの着用法などを示した夏の対応策を公表した。加藤勝信厚労相は同日の閣議後記者会見で「これから気温が高くなる季節を迎える。熱中症に対する予防もしっかり取っていかねばならない」と強調した。

対応策では、気温と湿度が高い中でマスクを着用すると、熱中症の恐れが高まると指摘。屋外で近くの人と少なくとも2メートル以上の距離を確保できる場合には、マスクを外すよう促した。着用する際は、強い負荷の作業や運動を避け、喉が渇いていなくてもこまめに水分を補給するよう求めた。

室内では冷房をつけていても、換気扇を回したり、窓を開放したりして換気をするよう要請。この際、室内の温度が上昇しすぎないよう、エアコンの温度設定を調整することも求めている。また高齢者や子ども、障害者らは熱中症になりやすいとして、周囲の人から積極的に声掛けしてほしいと呼び掛けた。

加藤厚労相は、避難所での感染症対策についても、台風などの災害が例年起きていると指摘し、「マスクなどの備品確保と必要な対策をしっかり取っていきたい」と述べた。

日本経済新聞電子版記事から引用

屋外で、2メートル以上の身体的距離(フィジカルディスタンス)が確保できるのであればマスクはしなくても良いと言うことです。熱中症の時期ですし、小まめに水分を取って夏を乗り切りたいところです。

まとめ

緊急事態宣言が解除されたからと言って、急にすべてが元に戻ったわけではありません。これから3週間ごとに移動制限が外れて行って、8月1日からは国内の観光もフリーになります。

もちろん、新たな生活様式での対応はしていかなくてはなりませんが、少しずつ日常が戻ってくる感じになりそうです。

また、新たな支援策も国から打ち出されるようですので、それも活用しながら生き抜いていきますよう。

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